青果卸売について
全国から生鮮野菜を仕入れています
創業90年を超える青果市場の経験を活かし、当社の蔬菜部だけでも、全国から500種類以上の生鮮野菜を年間約3万トン取り扱っています。これは30万人分の消費量に相当し、岡山県を中心に中国・四国・近畿地方へと出荷しています。
当社の強みの一つは立地の良さです。北に倉敷IC、東に早島IC、南に水島IC、西に玉島ICと各方面からのアクセスに優れており、物流の便利さは西日本一の青果市場です。
時代の変化への対応
1932年(昭和7年)に吉田商店として創業し、青果卸売市場として倉敷青果荷受組合を設立。全国から新鮮野菜を委託・買付仕入れし、仲卸業者へ競り売りを行っていました。
しかし、社会形態の変化(核家族化・女性の社会進出・高齢化・インターネットの普及)などで消費者ニーズも多様化し、量販店(食品スーパー)やコンビニエンスストアの拡大、加工食品の普及による流通の迅速化やコスト軽減、安定供給が求められるようになりました。
そんな時代の変化に対応するため、競り売りではなく相対取引(あいたいとりひき)によって小売業者などに直接販売することとなり、その後2022年に倉敷青果株式会社へ事業譲渡とし、新たなステップへ踏み出しました。
相対取引において最も重要なのは信頼です。
集荷した商品がそのまま小売業者などへ運ばれるため、品質と鮮度には細心の注意が必要となります。当社では、長年蓄積された知識を受け継ぎ、卓越した目利きによって品質を厳しく管理しています。さらに、産地との密な情報交換を行うことで、高品質な商品を安定供給できる体制を実現しています。
インターネットの普及に伴い、情報処理と通信が連動したネットワーク型システムによって、受発注の効率化や、仕入れから販売までの迅速化が可能となりました。
当社では積極的にITを活用し、日々の在庫の増減を徹底的に管理することで、過剰在庫を抑え、より新鮮な商品をお届けしています。
全国から生鮮果実を仕入れています
当社の果実部は、全国から400種類以上の生鮮果実を年間約3,500トン取り扱っています。
果実ほど、より味が求められる商品はありません。当社では、長年の経験を受け継いだ営業担当者が、表面の色や艶、形などから甘味や酸味を判断する目利きによって、より美味しい商品を厳選し、お客様のもとへ出荷しています。
JA紀南のみかん
JA香川の柿
世界各国から生鮮青果を輸入しています
当社の輸入青果部は、世界各国から100種類以上の生鮮青果を年間約4,700トン取り扱っています。
その半数が熱帯原産果実であるバナナで、日本では99%が輸入に頼っています。
バナナは成熟した状態では輸入できないため、未成熟の青バナナを成熟しないよう保冷した状態で輸入します。それを市場内のコンピューター制御による追熟加工施設にて、数日間一定温度で黄色く甘くなるまで成熟させます。
自社で施設を所有しているので、お客様のご指定の成熟度で出荷することが可能です。
青果卸売の取組み
時代のニーズに対応するため、様々な取り組みを行っています。
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