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岡山県産青ネギを使用したカットねぎ「倉敷ねぎ」生産開始!

クラカグループにて、加工・業務用露地野菜の栽培を行っている「農地所有適格法人 クラカアグリ株式会社」。

西日本最大級のカット野菜工場を有する倉敷青果荷受組合の契約取引モデル農場として2016年に設立されて以来、岡山県倉敷市及び総社市を中心に青ねぎ、キャベツ、レタス、スイートコーンなど、年々出荷量を拡大してまいりました。

コロナ禍を乗り越える!加工・業務用青ねぎの国産転換戦略

昨年(2020年)、新型コロナウィルス感染症拡大の影響で、国内における2020(令和2)年2月~4月の『青ねぎ』の輸入量が前年同月と比較して3割減少するという事態が発生しました。

安全・安心なカット野菜の安定供給に努める倉敷青果荷受組合は、この供給不安に対応するため、加工・業務用青ねぎを中国産から国産へ転換すべく、クラカアグリに青ねぎの供給量増加要請を行いました。

地域資源と補助金で実現した安定供給体制

クラカアグリではこの要請に応じ、農林水産省の『令和2年度 強い農業・担い手づくり総合支援交付金事業』を活用。冷蔵施設及び調整室(皮むき洗浄機設置)がある『青ねぎ集出荷貯蔵施設(385㎡)』を今年(2021年)2月に完成させました。これにより青ねぎの鮮度保持と処理量が飛躍的に向上し、より品質の良い青ねぎの選別が可能となりました。

【倉敷ねぎの品質】耕作放棄地の活用と太陽の恵み

この増産体制の基盤となっているのが、地域資源の有効活用です。クラカアグリでは、農地中間管理機構(農地集積バンク)を介した、17haに及ぶ耕作放棄地や遊休農地、排水対策によって蘇らせた水田を農地として活用しています。

近隣の畜産農家から供給して頂いた品質の高い堆肥で土壌作りを行い、さらに一級河川の一つである高梁川水系の水と、「晴れの国」と呼ばれる太陽の恵みをたっぷりと受けた青ねぎは、収穫時には青々として栄養満点です。

そこで倉敷青果荷受組合では、よりたくさんのお客様にクラカアグリの美味しい青ねぎを食べていただきたく、『倉敷ねぎ』というブランド名でカット葱の生産を開始いたしました。

このように、丁寧に丹精込めて作られた青ねぎは、常に5度の低温で保管できる貯蔵施設内で更に厳選され、倉敷青果荷受組合カット野菜工場の独自技術でカットされます。たくさんの人達の真心がこもった『倉敷ねぎ』は、味はもちろんのこと、そのシャキシャキした歯応えが絶品です。

クラカアグリでは、『農作業の機械化』と『農業従事者の育成』に力を入れ、『耕作放棄地の解消』『地域農業の活性化』、そして『明るく強い農業・担い手づくり』を目指しています。
今後もグループ一丸となって、安全・安心な加工・業務用野菜の安定供給に向け、より一層尽力してまいります。『倉敷ねぎ』をどうぞよろしくお願いいたします。

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