令和8年産 倉吉西瓜販売情報交換会に参加しました
2026年(令和8年)2月3日(火)、クラカグループ倉敷青果株式会社の鄭課長が、東京青果にて開催された「倉吉西瓜販売情報交換会」に参加しました。
会場には全国の主要市場関係者や「JA鳥取中央 倉吉西瓜生産部会」の皆さまが集い、今季の作柄見通しから販売計画、品質管理、販促展開に至るまで、実務に直結するテーマで活発な意見交換が行われました。
本格出荷を前に産地の最新方針を共有できたことは、当社にとって店頭提案や物流設計を具体化するうえで大きな収穫となりました。

倉吉すいか ― 名実ともに日本一の産地を目指して
倉吉でのすいか栽培は大正時代に始まったとされています。大山山麓に広がる豊かな火山灰土(黒ぼく)などの恵まれた土壌を活かし、倉吉周辺では古くから農業が盛んに行われ、その礎の上にすいか産地としての歩みが築かれてきました。
この地を代表する名産へと育て上げたのは、栽培の難易度が高く、すいか台木に接ぎ木する「共台」の実生栽培にこだわり続けた生産者の姿勢です。手間を惜しまず、西瓜本来の風味と際立つシャリ感を追求した結果、唯一無二のブランドすいか「極実(ごくみ)西瓜」が確立されました。
時代の変化による困難な局面もありましたが、試験研究の積み重ねと最新の非破壊糖度センサーによる厳格な品質管理によって、市場からの信頼を着実に高めてきました。
「全国の消費者に、本当に美味しいすいかを届けたい」という思いと、技術を次世代へ継承しようとする努力が、現在の倉吉すいかを支えています。

昨シーズンの入荷時に撮影した、鮮やかな赤色の倉吉西瓜。その見事なシャリ感と甘さを、今年も皆様にお届けするのが楽しみです
産地の誇り、日本農業賞「大賞」受賞
意見交換会は挨拶に続き、日頃の取り組みに対する感謝状の贈呈が行われ、産地と市場の継続的な信頼関係が改めて確認されました。本年、倉吉西瓜生産部会が統合30周年という大きな節目を迎えるにあたり、当社もこれまでの取引に対する感謝状を頂戴いたしました。素晴らしい節目に立ち会えましたこと、弊社といたしましても厚く御礼申し上げます。

その後、倉吉西瓜生産部会が「第55回日本農業賞」(集団組織の部)で「大賞」を受賞したことが報告されました。
日本農業賞は、日本農業の確立を目指し、経営や技術の改善に意欲的に取り組み、地域社会の発展にも貢献している営農集団や組織を表彰するものです。
倉吉西瓜生産部会は、栽培技術の向上と経営改善への挑戦、産地ブランドの確立、新規就農者の育成や親方農家制度による人材育成、さらには地域農業振興への貢献が高く評価されました。
今回の受賞は、産地の長年の取り組みが全国レベルで認められた証であり、取引先として深い敬意を抱くとともに、倉吉西瓜ブランドのさらなる発展に期待が高まる結果となりました。
令和8年産 倉吉西瓜の販売・出荷計画
続いて、令和8年産倉吉西瓜の販売・出荷計画が示され、販売、指導、検査、産地振興に関する具体的な取り組みが共有されました。
その中で、令和8年度から5カ年で取り組む新ビジョン「目指せ!『すいか王国くらよし』」の概要も発表されました。
基本方針として、歴代最高の販売実績更新と日本農業をリードする産地への躍進を掲げ、3つの挑戦に取り組む方針が示されました。
- 「新規就農者のまちくらよし」
ハウス団地を整備し、産地基盤を整え、サポート体制と育成に力を注ぐ。 - 「儲かる農業のまちくらよし」
生産管理体制を整備し、収益性と高品質を両立させる。 - 「1年中すいかを楽しめるまちくらよし」
ブランド力向上のため、加工品の製造や観光との連携を深め、年間を通じてすいかの魅力を伝える。
このような産地が描く明確なロードマップを共有できたことは、今後の販売戦略を構築するうえで極めて有意義な機会となりました。
実務面での意見交換
後半の意見交換では、産地から市場側へ質問や要望が示されました。
他産地との差別化を意識した売り場づくりや、高温期の品質対策、物流コスト削減への協力、日本農業賞「大賞」受賞の販促活動への活用などについて議論が展開されました。ブランド価値を持続的に高めていこうとする生産者・関係者一同の積極的な姿勢が強く印象に残りました。
その後の懇親会では市場関係者の交流が深まり、令和8年産倉吉西瓜の販売に向けた方向性を共有する場となりました。

今回の情報交換会を通じて、産地の考えや今季にかける思いを直接伺えたことは、当社にとって販売現場での取り組みを一段と具体化するうえで大きな後押しとなりました。
クラカグループは今後も産地との連携を深めながら、倉吉西瓜の価値を市場へ広く発信してまいります。

