野菜流通カット協議会セミナー その3
※この文章は 【H29.12.8】野菜流通カット協議会セミナー その2 の続きです。
<笠岡干拓から倉敷青果荷受組合 視察へ>
倉敷青果荷受組合では総勢120名を誘導するにあたって、全6班に分かれて順路を決めて入れ替え制で カット野菜部 営業や仕入の担当者が説明して回りました。
2017年2月に新設した岡山県産の加工用キャベツの貯蔵庫『集出荷貯蔵施設』、2018年2月に新設予定のカット野菜工場『農産物処理加工施設』建築現場など敷地内の主要な建物を巡り、工場の窓からカット野菜の製造現場を説明し、市場内、庫内で現在の仕入れ状況や販売状況についての説明も交えながら、現在の倉敷青果荷受組合の加工・業務用野菜に関する現場を視察して頂きました。
<事例紹介・意見交換会・質疑応答>
各班の視察終了後は倉敷青果荷受組合3F会議室にお集まりいただき、倉敷青果荷受組合 理事長 冨本による事例発表が行なわれました。岡山県産キャベツを加工業務野菜として生産や利用量を拡大していくことで『定時・定量・定質・定価』を実現し周年安定供給できる体制となり、そして物流コストも抑え『低価格』となります。しかし、その前段階として『岡山県産野菜生産・利用拡大協議会』を立上げ、農地所有適格法人『クラカアグリ株式会社』を設立し、岡山県産が不足する時期は産地からのリレー・貯蔵出荷を計画するなど、並々ならぬ努力や計画があることをセミナーの集大成として発表しました。
その後の質疑応答にて、エーアンドエス社長より播種から出荷の時期、栽培の工夫などの具体的な説明があり、契約栽培のメリット・デメリットを問うセミナーならではの質問もありました。
クラカグループ従業員一同で協力し臨んだ今回のセミナーは、全国から視察に集まって頂ける事業を手掛ける会社に所属する者として、私たちの中でも良い意識付けになり、従業員自らの勉強にもなりました。
今後もグループ全体を挙げて岡山県産野菜の生産・利用拡大を目指し、国内農業振興に貢献していきたいと思います!