中国四国地域野菜調査研究会にお招きいただきました
2019(令和元)年6月13日(木)倉敷市立美術館で開催された、中国四国地域野菜調査研究会に講師として専務 冨本が招かれました。
この会は中国地域野菜技術研究会の主催の元、『水田利用野菜及び加工・業務用野菜の生産振興に関する取組』をテーマに、総勢71名の方々が情報交換を行いました。
【参加メンバー】
中国四国農政局生産部生産技術環境課
中国四国農政局生産部園芸特産課
(以下、島根県)
西部農林振興センター浜田農業普及部
農業技術センター技術普及部
(以下、鳥取県)
東部農林事務所鳥取農業改良普及所
西部総合事務所西部農業改良普及所
西部総合事務所大山普及支所
農業振興戦略監とっとり農業戦略課
(以下、広島県)
西部農業技術指導所
東部農業技術指導所
北部農業技術指導所
(以下、山口県)
岩国農林水産事務所農業部
山口農林水産事務所農業部
美祢農林水産事務所農業部
萩農林水産事務所農業部
農林総合技術センター農業担い手支援部
(以下、徳島県)
高度技術支援課
徳島農業支援センター
(以下、愛媛県)
東予地方局産業振興課地域農業育成室
農産園芸課
(以下、岡山県)
農林水産総合センター普及連携部
備前広域農業普及指導センター
備南広域農業普及指導センター
井笠農業普及指導センター
備北広域農業普及指導センター
新見農業普及指導センター
美作広域農業普及指導センター
真庭農業普及指導センター
勝英農業普及指導センター
県庁農産課
農業研究所農研 野菜・花
農業研究所高冷地研究室
農林水産総合センター普及推進課
倉敷青果荷受組合
クラカアグリ株式会社
講演では、野菜の需要が減少している中、加工・業務用野菜の需要は益々増加傾向にあることや、安全・安心な加工・業務用国産野菜の安定供給に向け、契約農家のしっかりとした基盤が必要なこと、契約農家のモデルとしてクラカグループの農業生産部門であるクラカアグリを設立し、自ら加工・業務用野菜の栽培を行うと共に、地域農業をサポートし、活性化に貢献していることを紹介しました。
また、加工・業務用野菜の栽培は、ホール野菜と比べて低価格で取引され、収入が少ないイメージがあるが、出荷調整作業などの手間が軽減され、相場に左右されないので、結果的に儲かる農業につながると説明しました。
2日目は、実際に倉敷青果荷受組合へ足を運んでいただき、安定供給に向け端境期にキャベツを貯蔵できる集出荷貯蔵施設や、西日本最大級となるカット野菜工場を見学していただきました。
クラカグループの本社屋では、カット野菜工場内を紹介したムービーをご覧いただき、安全・安心な加工・業務用野菜がどのように作られていくかを学んでいただきました。
みなさん真剣な面持ちで説明を聞いていただき、加工後の残渣はどのように処理しているのか?や、傷んだ野菜が紛れ込んでいる事は無いのか?など、率直な質問をいただきました。
もちろんクレームも0ではなく、残渣も牛や豚の餌や肥料にするしか今はありませんが、問題を集約し、常に改善していく努力は怠りません。
まだまだ契約農家が少なく、加工・業務用野菜に外国産野菜を使用せざる負えない時期もありますが、今回紹介させていただいた内容を持ち帰っていただき、儲かる農業に向け、農家の技術支援に役立てていただけたらと思います。