岡山県倉敷市の青果市場

天津甘栗の仕入から出荷までをご紹介します

弊社では毎年11月上旬から、天津甘栗の出荷が始まります。

倉敷青果の天津甘栗は、仕入れた後の焼き入れからパック詰めまで全て自社で行っているこだわりの商品です。

ホクホクに焼きあげる甘栗を楽しみにしてくださっているお客様も多く、従業員の間でも大人気です。

今回は天津甘栗の仕入から出荷までの工程と天津甘栗加工用設備を大公開します!

 

①仕入れ

栗の仕入は信頼のおける特定の業者から行います。

産地は中国の中でも海抜が高く、昼夜の温度差が厳しい気候のため、香りがよく甘い栗を育てるのに最適な場所です。

甘栗はこのような麻袋に入った状態で私たちのもとにやってきます。

 

 

②焼き入れ

袋から出して洗った栗を、こだわりの小さな黒石と一緒に焼き釜に入れて熱しながら約1時間撹拌します。(写真上)

1回で焼ける甘栗はおよそ100kgです。

砂利を媒体にして焼くことで、一粒一粒に万遍なく熱がいきわたり、また遠赤外線効果で栗の中心までじっくりと焼きを入れることができます。

天津甘栗の「甘さ」と「ホクホクした食感」の秘密は、この小さな砂利にあるのです。

焼き終わったら、窯をひっくり返して栗を取り出します。(写真下)

このとき、砂利は細かい目の溝に落ちるようになっていて、栗に混ざることはありません。

 

③艶出し

焼き終わった栗を自動艶出し機に移してさらに撹拌します。

艶出しをすることで、表面をツルツルにして見た目を綺麗に仕上げることはもちろんですが、焼いた栗を剝くときに手が黒く汚れるのも防ぎます。

 

 

④乾燥・冷却

大きな扇風機で乾燥・冷却します。

風力が強いので、この周りはとても寒いです。

 

 

⑤包装・密封

最後に、焼きあがった甘栗を既定の内容量ずつ袋に詰め、脱酸素剤を入れて密封します。

左の写真は甘栗の自動計量機で、設定したグラム数を量り取って自動的に袋に入れる機械です。

右の写真は袋の口を密封する作業の様子です。

しっかりと密封することで焼き立ての味をそのまま皆様のもとへお届けすることができます。

 

 

以上が弊社の天津甘栗加工場の様子です!

甘栗はじっくりと時間をかけて焼くことで、本来の甘みが引き出されます。

そのため加工には時間がかかりますが、「たくさんのお客様にクラカ自慢の甘栗を食べて頂きたい」という思いで、日々元気に稼働しています。

「クラカグループ」と名前の入った天津甘栗を見かけたら、是非お試しください。

 

 

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