食品ロス削減へ!スイートコーンを使ったクラフトビールを試作しました!【クラカアグリ】
2024年1月30日、クラカグループの農業生産部門クラカアグリが栽培したスイートコーンを使用したクラフトビールが完成しました!
今回のクラフトビール製造に至った経緯として、クラカアグリでは毎年春から夏にかけてスイートコーンの栽培を行っています。
毎年皆様からご好評をいただいているスイートコーンですが、収穫されたスイートコーンの中には小ぶりなものや先端の部分に実がうまく付いていないスイートコーンもでてきます。
これらのスイートコーンは、お取引き先やお客様のもとに届く前に廃棄処分となってしまいます。
まだ食べられるスイートコーンを廃棄する、ということは苦労して育てた私たちにとってとても辛いことです。
また、食品ロス削減の観点からも社会的に解決すべき問題の一つと言えます。
出展:食品ロス削減関係参考資料(令和5年6月9日版) 消費者庁 消費者教育推進課 食品ロス削減推進室
手間暇かけて育てたスイートコーンを無駄にすることなく有効活用したい、という思いから、クラカアグリでは様々な取り組みを始めました。昨年は当社敷地内で基準の大きさを下回ったものや先端の実入り不足のスイートコーンの直接販売を行ったり、岡山県倉敷市の駅前で毎月第3日曜日に開催されている「倉敷三斎市」に出店したりしました。
そしてスイートコーンを利用してビールをつくってはどうか?という新たなアイデアが提案され、速やかに実行に移されました。法令上、実際のビール製造にあたっては岡山市北区北方にある吉備土手下麦酒醸造所に製造をお願いしました。
吉備土手下麦酒醸造所は岡山県の中央を流れる旭川の河畔に醸造所を構える、岡山県のナノブルワリーの先駆けともいえる醸造所です。(>> 吉備土手下麦酒醸造所ホームページへ <<)
ビールの製造はスイートコーンの実を生のまま使用して行われ、製造当初は酵母との相性から甘みが強く出ていましたが、製造が進むにつれ甘みも落ち着き、ビールらしい味わいとなってきました。そして数か月の熟成を経た結果、スイートコーンの持つ独特な香ばしさが強調され、その一方でビール本来の苦味もしっかりと感じられる、バランスの取れた味わい深い逸品が完成しました。
今回は試作の意味合いが強く生産量も限られていたため、残念ながら一般への流通はありませんが、いつの日か皆様のもとへお届けできる日が来るかもしれません。
クラカグループは『食』の可能性を追求し続け、皆様に『安全・安心』な野菜をお届けするとともに、持続可能な社会の実現の一端を担ってまいります。