JAかみましき いちご部会の皆様がご来社されました【輸入・果実部】
2024年(令和6)11月11日(月)、『JAかみましき』いちご部会の市場研修がクラカグループ本社屋にて開催され、熊本県上益城郡より『JAかみましき』いちご部会の役員の皆様が来社されました。
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熊本県上益城郡山都町の越早滝(えっさだき)
クラカグループからは倉敷青果株式会社の冨本顧問と果実部の山本主任が出席し、令和6年産いちごの生産概況について意見交換を行いました。
開催にあたり、JAかみましきを代表して矢津田様、小山様からご挨拶をいただいた後、当社を代表して冨本が挨拶を行い、続いて山本が販売強化への取り組みを述べ、協議に入りました。
令和6年産いちごの生産概況について、全国の生産地と同様に上益城においても天候不順と高温多湿の影響を受けました。
梅雨明け後の記録的な猛暑と残暑により花芽分化(はなめぶんか:植物が花を咲かせるための準備をすること)が遅れ、標高450メートルの山間部では比較的冷涼な気候を活かせたため平年並みとなりましたが、平坦地では定植開始が約1週間遅れる結果となりました。
定植後も天候が安定しない中、高温による品質低下や病害虫の発生に細心の注意を払いながら栽培管理を徹底し、高品質ないちごの安定供給に向けて生産に取り組んでいます。
現在、円安の影響により輸入果実が減少し、国産果物にとって有利な市場環境となっています。しかし、生産コストの上昇が大きな課題となり、経営面での対応を迫られている状況です。
皮をむくことなく手軽に食べられる利便性も相まって、いちごの需要は増加傾向にあります。量販店では冬から春にかけていちごを中心とした売り場が展開され、果物売場の主役として確固たる地位を確立しています。
また、消費動向にも変化が表れ、最高級いちごの需要が拡大。従来の価格概念を超えた商品でも、贈答需要を中心に市場が確実な成長を続けています。
昨年JAかみましきは過去最高の全体売上高を記録しました。当社の消費地でも、「ゆうべに」「さがほのか」「恋みのり」といった「かみましきブランド」のいちごが着実に浸透しています。
JAかみましきと当社は長年にわたり強固な信頼関係を築いてまいりました。この協力体制のもと、品質向上と安定供給に努め、さらなる市場競争力の強化を図ってまいります。
JAかみましき
営農部長 坂本部長
営農販売専門副委員長 小山様
JAかみましき いちご部会
副部会長兼第3支部長 矢津田様
委員兼第3副支部長 山下様
監事兼第3支部監事 宮本様
委員兼第3支部監事 藤岡様
JA熊本経済連
青果物コントロールセンター 西浦様
JA熊本経済連大阪事務所
松本所長代理
お忙しい中、ご来社いただきましてありがとうございました。
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JAかみましき管内で栽培されているいちご
ゆうべに
甘みと酸味が見事に調和したいちごです。みずみずしい果汁が溢れ出す食感とともに、艶やかな光沢を放つ深紅の果皮、そして果肉まで鮮やかに色づいています。
さがほのか
大きく円錐形をした鮮やかな紅色は、見ているだけでも食欲をそそります。甘味が強く、酸味は控えめ。果肉はしっかりとしています。
恋みのり
甘さと香りが豊かで、果肉がしっかりしているため日持ちが良いのが特長です。大粒で鮮やかな赤色の果皮が美しく、見た目も楽しめます。