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北海道JAとまこまい広域馬鈴薯部会の皆様がご来社されました

JAとまこまいの皆様がご来社されました

令和6(2024)年12月12日(木)、北海道JAとまこまい広域馬鈴薯部会の皆様がご来社され、市場内の視察及び商談を行いました。
JAとまこまい広域の皆様と商談
北海道安平町の菜の花畑と幌馬車北海道安平町の菜の花畑と幌馬車
 
馬鈴薯部会の皆様は到着後すぐに、クラカグループ倉敷青果株式会社の青果卸売市場内を視察しました。

市場内視察へ出発
 
視察では、担当者である蔬菜部の池内課長が案内役となり、青果物や施設について詳しく説明しました。馬鈴薯部会の皆様は説明に耳を傾けながら、施設や青果物の撮影を行い、生産地の情報やカット野菜の使用用途、販売先について質問していました。
また、気になる青果物の前では足を止め、実際に手に取りながら品質や他の生産地との比較など具体的な話し合いを行っていました。
さらべつ産メークインについて意見交換
プロセスセンター内視察
 
視察を終えたご一行はクラカグループ本社屋にて商談を行い、倉敷青果株式会社の冨本顧問より、これまでのお取引への感謝と今後の関係強化への期待が述べられました。

顧問挨拶
 
続いて馬鈴薯部会の方から今年の栽培状況について報告を受けました。

今年は8月の大雨による影響が心配されましたが、幸いにも馬鈴薯の生育は大きな被害もなく順調に進みました。一昨年の猛暑の経験を活かし、今期は肥料管理の見直しや、日焼け対策としてシェードを設置するなど、様々な改善に取り組んでいます。

馬鈴薯に限らずじゃがいもの品質管理において、風乾(ふうかん:じゃがいもを風通しの良い場所に置いて、自然の風を利用して水分を取り除くこと)は皮むけや腐敗の防止、発芽抑制などに重要な収穫後の工程です。
JAとまこまい広域では高品質な馬鈴薯を出荷するため、風乾が不十分な商品は選果の段階で徹底的に選別しているとのことでした。

これらの品質向上への取り組みが実を結び、生産者の高齢化や耕作面積の拡大が難しい状況で生産量は前年比20%減となったものの、出荷可能な数量は昨年度と同水準を維持することができました。

JAとまこまい広域代表者ご挨拶
 
その後、他の品目についても説明が行われ、質疑応答に移行しました。全国的に北海道産じゃがいもの需要は高く、期待が寄せられていることや、他産地の生産状況、近年の異常気象が栽培に与える影響などについて、幅広く意見交換が行われました。

気候変動や生産環境の変化など、農業を取り巻く課題が山積する中、生産者の皆様の真摯な取り組みと品質向上への努力に、改めて敬意を表する機会となりました。

今回のご訪問を通じて得られた相互理解をさらに深め、緊密に連携しながら消費者の皆様により良い青果物をお届けできるよう、今後も協力して取り組んでまいります。
 

 

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