熊本県JA菊池人参部会の皆様がご来社されました
令和6(2024)年12月12日(木)、熊本県JA菊池人参部会の皆様が市場内施設の視察のためクラカグループ倉敷青果株式会社を訪問されました。
「日本の滝百選」や「水源の森百選」などにも選出されている名所「菊池渓谷」
JA菊池は1989年に設立された熊本県菊池市を中心とする農業協同組合です。
農畜産物は「きくちのまんま」というブランドで地域の特産品として親しまれ、地元の新鮮で安全な農産物を消費者に届けています。
菊池地域の白川水系で栽培される人参は、ベータカロチン、ミネラル、ビタミンが豊富で、免疫力を高めるほか、貧血や目の疲れ、肌荒れの予防に効果があるとされ、また、がん予防の研究でも注目されています。
JA菊池管内では、秋冬作と春作の2期にわたり人参の栽培を行っています。今年は播種期の高温干ばつによる水不足や台風の強風により、栽培が困難な年となりましたが、秋冬作では県内をはじめ、関西や中国方面へ3,750トンの出荷を見込んでいます。
収穫された人参は、泥付きのまま持ち込まれ、水槽での泥落とし、3段階の洗果ブラシによる洗浄、そしてオゾン殺菌シャワーまでの工程を経ます。その後、選果施設で大きさや形に応じて14等階級に選別され、市場の要望や用途に合わせて出荷されます。
クラカグループ本社をご来訪の皆様には、はじめに当社の取り組みを紹介する動画をご覧いただきました。その後、蔬菜部の高橋課長が市場内施設をご案内しました。
ご視察では、産地や入荷状況、野菜の用途について説明し、加工・業務用野菜については産地や納品先、取引先との連携など、具体的な取り組みをご紹介しました。
搬入作業中のトラックを見かけた際には配送方法についてご質問があり、産地からの配送の流れや、トラックの規格に応じたパレット・箱のサイズ変更などについてお答えしました。また、参加者の方々から他産地の品目についてもご質問をいただきました。
JA菊池人参部会の皆様、
お忙しい中、当社にお立ち寄りいただき、ありがとうございました。別の視察地へ向かわれる日程にもかかわらず、お時間を取っていただき心より感謝申し上げます。
今後ともよろしくお願いいたします。
JA菊池管内で栽培されている主な人参
●秋冬品種
愛紅(あいこう)、紅ひなた、ゆうべに、べーター441、優馬(ゆうま)
●春品種
ベータリッチ、TCH-711