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岡山県を代表するぶどう産地・灘崎と裳掛(もかけ)を訪問しました
2026年(令和8年)7月16日(木)、クラカグループ 倉敷青果株式会社 部長の箕浦、課長の鄭が岡山市南区灘崎地区のぶどう圃場を訪問しました。また7月24日(金)には課長の鄭がJA岡山 灘崎選果場および裳掛選果場を訪れ、生産者やJA担当者の皆様と今年の生育状況や出荷見込み、市況などについて情報交換を行いました。

岡山県は全国有数のぶどう産地
岡山県は「晴れの国」と呼ばれる温暖な気候と、全国でもトップクラスの日照時間に恵まれた全国有数のぶどう産地です。明治時代から150年以上にわたってぶどう栽培が受け継がれ、日本で初めてマスカット・オブ・アレキサンドリアの温室栽培に成功した地として知られています。
現在でも栽培面積全国1位のマスカット・オブ・アレキサンドリアや同じく1位のピオーネ、シャインマスカット、瀬戸ジャイアンツ、オーロラブラックなど多彩な品種が栽培されています。
県南部では施設栽培、県北部では露地栽培が盛んで、それぞれの地域特性を生かしたリレー出荷により、5月中旬から12月上旬まで長期間にわたって高品質なぶどうが全国へ出荷されています。
こうした栽培技術と産地の積み重ねにより、岡山県は品質・栽培品種ともに国内トップクラスのぶどう産地として高い評価を受けています。
岡山県のぶどうの主な産地と栽培品目

岡山市南区・灘崎地区で進む高品質なぶどうづくり
灘崎地区は温暖な瀬戸内の気候を生かした県南有数のぶどう産地で、加温・無加温ハウスを組み合わせた施設栽培が盛んです。シャインマスカットやニューピオーネを中心に高品質なぶどうが栽培されており、近年は「灘崎のブドウ」としてのブランド力の向上にも力を入れながら、生産者の皆様が品質の向上と安定した出荷に取り組まれています。

灘崎選果場では今年の出荷状況についてお話を伺いました。生産者の方によると、梅雨時期の降雨の影響で裂果が例年より早く見られたことから、ニューピオーネは出荷量がやや少なくなる見込みとのことでした。一方、シャインマスカットは出荷開始当初から糖度が高く品質は良好で、栽培する生産者も年々増加しているとのことでした。

岡山県産シャインマスカットのトップブランド「晴王®」
「晴王」は、岡山県下のJAから出荷されるシャインマスカットのみに与えられる、JA全農おかやまの独自ブランドです。出荷基準は代表選果で糖度18度以上と定められており、この基準をクリアした果実だけが「晴王®」として市場に出回ります。
大粒で美しい房形、鮮やかな黄緑色に加え、高い糖度と上品な香り、種がなく皮ごと食べられる食べやすさが特長です。岡山県の恵まれた気候と、生産者の丁寧な栽培・品質管理によって育まれるブランドぶどうとして全国的な評価を得ており、贈答用としても高い人気があります。
近年は国内だけでなく海外への輸出も進み、岡山を代表する果実ブランドの一つとなっています。

ニューピオーネ発祥の地・裳掛地区へ
続いて瀬戸内市邑久町虫明の裳掛地区にある中倉選果場を訪問しました。
裳掛地区は、ニューピオーネ発祥の地として知られる歴史ある産地で、40年以上にわたり培われた栽培技術が受け継がれています。昼夜の寒暖差を生かした栽培により、粒が大きく色づきの良い、高品質なぶどうが生産されています。
現在では若手農家や新規就農者を中心にシャインマスカットの栽培にも力が入れられ、歴史と新たな品種づくりが共存する産地として発展を続けています。

選果場では、JA岡山ぶどう部会裳掛支部の皆様が収穫したぶどうを次々と持ち込まれ、担当者や生産者の皆様と今年の生育状況や出荷状況、市況などについて情報交換を行いました。産地ならではの率直な意見を直接伺うことができ、今後の出荷見通しについて認識を共有しました。

産地との情報交換が青果市場の役割
青果物は天候の影響を大きく受けるため、その年ごとの生育状況や収穫量、品質は産地によって異なります。そのため、市場が実際に産地を訪問し、生産者やJAの皆様と情報交換を行うことは、販売計画や安定供給につながる重要な取り組みです。
クラカグループでは、今後も産地とのつながりを大切にしながら、産地の青果物の安定供給を支えるため、青果市場としての役割を果たしてまいります。
平忠盛が和歌に詠んだ「日本の朝日100選」の景勝地、瀬戸内市の虫明湾。産地訪問の際には、この地域ならではの豊かな自然環境も感じることができました。




