岡山県倉敷市の青果市場

北海道から「JA当麻」「ホクレン農業協同組合連合会」の皆様が来社されました

2022(令和4)年10月27日(木)、当麻農業協同組合(JA当麻)の役員研修ということで役員11名と、北海道のホクレン農業協同組合連合会から2名の総勢13名の皆様が来社されました。

今回は、カット野菜工場の見学や情勢交換を行いたいとの依頼があり、お受けしたものです。

 

当グループからは専務 冨本、北海道の産地を担当する顧問 冨本とカット野菜部から営業5名が参加しました。

情報交換会では、専務の冨本より加工・業務用野菜の現状と当社のカット野菜についての説明をさせていただき、その後市場内及びカット野菜工場を案内させていただきました。

 

>>JA当麻のホームページはこちら>>

 

 

最初に訪れたのは、第二工場です。

 

第二工場では、土もの野菜(玉葱、じゃがいも、牛蒡)の選別を行っています。

玉葱は、外に設置された機械で皮をむき、機械で取り除けなかったヘタと皮を、工場内で人の手とエアーを使って除いていきます。皮がむかれた玉葱はカット工場へ運ばれ、様々な規格のカット野菜となります。

玉葱やじゃがいもは、今の時期はまさに北海道産が主流となっており、見学の際にも「ホクレン」と書かれた袋が山積みになっていました。

 

カット野菜工場までの途中には、原材料くず選別場があります。野菜を加工している以上、くずが出てしまいますが、当社ではそれらのうち、牛豚が食べられるものと食べられないものとに分け、近隣の牧場に引き取ってもらいます。その後、牛糞を肥料として契約農家や当グループの農業生産部門クラカアグリの圃場などで使用する、という地域循環型農業を実現しています。

 

次に訪れたのは、カット野菜の包装室です。

 

ここでは、袋サラダやカップサラダを主に作っています。工場内は原則立ち入り禁止のため、内部詳細については事前の情報交換会の際に動画でご覧いただき、実際の様子は外側の見学通路から見学していただきました。

玉葱や人参、キャベツなどいろいろな野菜が一つの袋に入っていて便利なカット野菜は年々需要が増しています。この工場では、殺菌室でしっかりと洗浄殺菌した後、包装、その後検品をして出荷しています。

袋サラダはほぼ機械化され自動生産されていますが、カップサラダは美しい盛り付けが求められる部分もあり手作業の部分も多いこと、商品には一年を通して販売しているものもあれば、季節限定の物もあり、それら全てに内容物を記した細かい仕様書があることなども説明させていただきました。見学者の方からは、しっかりとした商品管理に驚きの声が上がっていました。

 

カット野菜工場の後は、青ネギの集出荷貯蔵施設へご案内させていただきました。

こちらは、昨年2月に完成したもので、青ネギの貯蔵及び出荷の為の選別作業を行う施設です。

当グループの農業生産部門であるクラカアグリが生産した青ネギを貯蔵し、出荷準備をするために建てられたものですが、これらの青ネギは、カット野菜部が全て買い上げ加工後に外食企業などへ販売しています。

 

安全・安心な野菜を安定してお客様へお届けするために、当社は全国からその原材料を仕入れており、農協とのつながりも古くからあります。

農業従事者の高齢化により生産者が減少する中、こうした産地との交流は今後益々重要になってくると考えます。

 

当グループでは見学も随時受け付けております。全国の産地の皆様、ホームページからでも受け付けておりますので、是非お気軽にご連絡ください。

お互いがより良い商品をお客様にお届けできるよう、情報交換など行いましょう!

 

ホクレン及びJA当麻の皆様、ご来社いただきありがとうございました。

 

 

 

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