熊本県の「JAかみましき」甘藷(サツマイモ)部会の皆様が来社されました
2023(令和5)年3月13日(月)、熊本県のJAかみましき甘藷(かんしょ)部会、上益城農業協同組合(JAかみましき)、JA熊本経済連の事務局の5名の皆様が来社されました。当社からは、顧問の冨本、甘藷の営業担当者などが出席し情報交換を行いました。
JAかみましきは、熊本県のほぼ中央に位置する上益城郡一円を中心とする地域を管轄しています。平坦地域から九州山地に接する中山間地域まで東西に位置し、比較的冷涼な気候で降水量も豊富な地域です。
こうした変化に富んだ地形や気象を活かして、いちごやすいか、メロン、トマト、かぼちゃ、甘藷など様々な農産物が一年を通して生産されています。
今回は甘藷部会の方という事で、話題の中心は甘藷になりました。甘藷(かんしょ)とは、さつまいも(薩摩芋)のことで「甘味のある芋」という意味。農林水産省の統計データなどでは「甘藷」が使われています。
甘藷は、食物繊維が豊富に含まれていることに加えて、切った時に出る白い液体であるヤラピンという成分により腸の働きを促進する効果があります。また、ビタミンCもみかんに匹敵するほど豊富にあり、1/2本食べると1日に必要なビタミンCの約1/3量を摂取することができます。炭水化物やカリウムなど、健康を保つために欠かせない栄養素がたっぷりと含まれています。
種類も豊富で、紅はるかはほぼ一年中、シルクスイートは2月頃、安納芋は9月~10月頃を中心に取り扱われます。
情報交換会の後は、市場及びカット野菜工場を案内させていただきました。
市場内では、JAかみましきの皆さんから実際に出荷された甘藷があり懸案事項になっていた梱包方法の提案をさせていただきました。
近年では、焼き芋用などの用途としてコンビニや量販店、ドラッグストアなどへ納品することが増えてきました。こうした場合には、生産者様から納品されたものを一度開封して梱包し直します。また、ある程度隙間があった方が通気口が確保でき甘藷の保存に適しています。そのため、今よりも梱包方法を簡素化できるのではないかという提案をさせていただきました。
梱包方法の簡素化は、省力化、経費削減にも繋がります。様々なものが高騰している昨今、肥料や資材など経費コストを意識することも安定的な農業経営には欠かせません。
今後もクラカグループでは、各品種のブランド化を進めるとともに農業経営の安定化のための提案も行ってまいります。
見学も随時受け入れておりますので、お気軽にお問い合わせください。
JAかみましき、JA熊本経済連の皆様、ご来社いただきありがとうございました!