玉ねぎの鉄コンテナ輸送についてご紹介します。
今回は、玉ねぎを仕入れる時に使用する鉄コンテナ(通称:鉄コン)についてご紹介します。
本来、野菜の仕入においてはダンボール箱やプラスチックのコンテナを使用することがほとんどですが、
カット野菜部で加工用業務用の国産玉ねぎについては、写真のような鉄コンテナを使用することもあります。
鉄コンテナ一つの中に、約450~500kgの玉ねぎが入ります。
産地で詰められた玉ねぎは、そのまま弊社の玉ねぎ保管用冷蔵庫に格納され、カット処理に回されます。

国産玉ねぎの価格を下げる「鉄コンテナ」の貢献
鉄コンテナ輸送は、一見すると地味な取り組みですが、流通において非常に大きなメリットを生み出し、結果的に国産野菜の価格安定に貢献しています。
大容量・積み下ろし効率化
大量の玉ねぎを運ぶ際の積み下ろしの手間が削減され、物流費の削減に直結します。
大資材費の節約と環境配慮
ダンボールなどの資材費がかからず、経済的です。また、ごみ処理費の節約にもなり、環境にも優しい調達方法です。
大品質保持
風通しのよい環境で保管でき、2段・3段と重ねた場合も下の段の野菜に負担がかかりません。これにより、材料のロスや廃棄の削減に繋がります。
皆様は「国産野菜は輸入野菜よりも高い」というイメージをお持ちかもしれません。
しかし、上記の鉄コンテナの使用のように、仕入にかかる経費をできる限り減らす工夫をすることで、消費者の皆様にも手に取りやすい価格で国産玉ねぎを食べて頂けると考えています。
これから当市場では、コンシューマパックサラダ(消費者向けパックサラダ)工場の増設工事に入ります。増設が完了すれば、パックサラダの生産は従来の4倍になり、消費者の皆様に安定的に便利なサラダを供給できるようになります。
クラカグループは、無駄の削減について徹底的に考え、工夫していくことが、消費者の皆様に喜んで頂くことに繋がるのだということをいつも心に置き、向上心を持って日々業務に取り組んでいます。