株式会社TFYの白ネギ圃場、加工施設を訪問しました【カット野菜部】
2024(令和6)年6月12日(水)、埼玉県深谷市にある『株式会社TFY』にて、クラカグループ倉敷青果株式会社カット野菜部課長の河合が白ネギの商談を行い、圃場(ほじょう:畑や田んぼのこと)や加工施設を視察しました。
青淵 渋沢栄一像と新札発行記念フラッグ
TFYグループは、生産者から全国の食卓へ、安心安全・安定価格の「ネギ」を提供し、食に貢献するネギの専門商社です。栽培過程から出荷、商品作り、流通に至るまでのすべてをグループ全体で一貫して行っています。
その中で、株式会社TFYは卸売と販売を担い、北海道から鹿児島まで40を超える産地や約150軒の契約農家と連携し、ネギの安定供給に尽力しています。
同じくTFYグループの株式会社ファーマーズトラストは、埼玉県深谷市や熊谷市を中心に30haの自社農園を所有し、ネギを栽培するとともに、全国各地の生産者と協力しながら契約栽培を行っています。2022年9月には、良い農業の取り組みを行っている生産者に与えられるJGAP認証を取得しています。
GAPとは
GAPとはGood Agricultural Practicesの頭文字を取ったものであり、農畜産物を生産する工程で生産者が守るべき管理基準とその取り組みのことを指し、「良い農業の取り組み」や「農業生産工程管理」などと訳されます。
農業を続けていくには、人材不足、高齢化、資材コストといった課題や、農業の衛生管理、農薬・動物用医薬品の適切な使用、水の安全性の確保、労働安全の確保など、取り組むべき多くのことがあります。
GAPは、『持続可能な農業』のために生産者が取り組むことをまとめた基準です。
SDGsの17の目標とも親和性が高く、SDGsに貢献できる内容になっています。JGAP/ASIAGAPは『GAP』のひとつであり、日本で作成された基準です。そのため、国内/アジアに適した内容となっています。
今回の商談では、現在、倉敷青果への供給は茨城県産、栃木県産、秋田県産などの産地間リレーで行われていますが、今後はファーマーズトラストが栽培した埼玉県産をはじめ、提携先の茨城県産、栃木県産、秋田県産からのGAP認証を受けたネギを供給することも可能とのことです。
また、ネギのカット加工のために設備された工場では、自社の農場や全国の契約産地で収穫された新鮮なネギの箱詰めや結束作業を行っています。
その後、圃場へ移動し、作付けを終えたばかりの秋冬ネギを視察しました。
廣瀬専務取締役をはじめ、株式会社TFYの皆様、
お忙しい中ご対応いただきまして、誠にありがとうございました。
より多くのお客様にTFYグループの安心・安全な「ネギ」をお届けできるよう、全力で貢献してまいります。