北海道からメークインの産地「JAさらべつ・ホクレン帯広支所」の方々が来社されました
2022(令和4)年11月17日(木)、北海道から、更別村農業協同組合(JAさらべつ)の佐々木様、大場様とホクレン帯広支所の藤平様が来社されました。
当社からは、顧問の冨本をはじめ蔬菜部で北海道産野菜を担当している営業3名、カット野菜部の仕入れ担当者が出席し、今年の状況報告及び反省と来年からの展望を協議しました。
更別村は、北海道十勝地方南部に位置し、総面積の70%が耕地になっている農業地帯です。
トラクターを1戸当たり約6台保有していたり、土づくりや減農薬を積極的に進めるクリーン農業を推進している日本有数の大規模農業の村です。
当社では、メークインを中心に仕入れており、例年秋頃から、市場内には「JAさらべつ」と書かれたじゃがいもの箱が並びます。
北海道と言えば、じゃがいもです!
じゃがいもは実は低カロリー。同じ分量で比較すると蒸したじゃがいもはご飯の半分ほどのカロリーです。
また、健康に欠かせないビタミン・ミネラルや食物繊維も豊富で、高血圧予防になるカリウムも多く含まれています。
そんな栄養豊富で食卓の定番のジャガイモですが、中でもメークインは、楕円形で、滑らかな舌触りが特徴的です。煮崩れしにくいため、カレーや肉じゃがなどの煮込み料理に最適で、家庭料理でもおなじみの品種です。
また、JAさらべつではクリーン農業を進める中で、早くから『Yes!cleanマーク』を取得したメークインも栽培しています。Yes!cleanマークとは、北海道全域で取り組まれている「クリーン農業(環境保全型農業)」によって生産され、厳しい基準をクリアした北海道産農産物を認証したもの。農薬や化学肥料の使用を最小限にとどめて自然環境に配慮された、安全で良質な農産物であることを分かりやすく伝えるために作られました。
量販店によっては、ブランド化して別の売り場を確保し販売ているところもあり、安全でおいしい農産物である信頼の証になっています。
じゃがいもの他にも、近年では、加工用キャベツも仕入れています。
JAさらべつがある十勝地方では、寒玉のみの生産で約200ヘクタールの面積で5,000トンの取り扱いがあります。
野菜は、地域によって収穫時期が異なりますが、その違いを上手く使って年間を通じて安定供給できる仕組みを『産地間リレー』と言います。
一年を通して、必要な野菜を安定的に全国の取引先に供給するための仕組みです。
北海道産キャベツの出荷は、7月頃~10月頃ですが、この時期は、本州の主な産地で収穫量が減るため、北海道産キャベツは非常に重宝されます。
他にも、少数ですが長芋やごぼうの取り扱いもあります。こうした少数派の生産物の取り扱いも増やし新たな販売先を開拓することが、生産者の価値を高め生産者支援につながるのではないかと考えます。
今後もクラカグループでは、産地の皆様とともに時代に沿った新しい取り組みを推進し国産野菜の価値をあげるお手伝いをしてまいります。
見学も随時受け付けておりますので、是非お気軽にお問い合わせください。
JAさらべつ及びホクレンの皆様、ご来社いただきありがとうございました!