北海道の札幌玉葱生産販売対策協議会の皆様が来社されました
2023(令和5)年3月27日(月)、北海道の札幌玉葱生産販売対策協議会の喜多様、永田様、西嶋様、ホクレンの渋谷様、黒島様、成瀬様が来社されました。当社からは、顧問の冨本、北海道産玉ねぎの担当をする蔬菜部営業高橋が出席し、北海道産玉葱についての情報交換を行いました。
札幌玉葱生産販売対策協議会は、北海道の道央地方である札幌市を中心とした4つのJAで運営されているものです。
北海道産玉葱は、全国シェアおよそ6割以上、収穫量日本一です。中でも札幌市は、日本の玉葱栽培発祥の地。1871(明治4)年に、現在の東区で試験栽培されたものが始まりとされており、現在でも、生産量・面積ともに主要生産物となっています。
札幌からの玉葱は、『札玉(さつたま)』の愛称で出荷されており、8月から1月頃にかけて当社の市場内でも『札玉』と記載された箱がずらりと並びます。また、在来種であり希少種となっている伝統野菜の「札幌黄」は、2007(平成19)年に食の世界遺産といわれる『味の箱舟』に登録されており、栽培・普及活動に取り組まれています。
一年中安定的に購入することができ、家庭料理に欠かせない玉葱ですが、北海道産玉葱は辛みが強いことが特徴です。辛みの元となる「アリシン」は、加熱することで甘味に変化します。おすすめは、油でコーディングし栄養素もしっかり摂取する食べ方。カレーやコロッケ、肉じゃがやかき揚げなど、洋食から和食まで様々な料理で重宝されています。
情報交換、カット野菜の工場内を紹介する動画視聴の後は、市場及びカット野菜工場を案内させていただきました。
当社の加工・業務用野菜の中でも、玉葱は毎日大量に使用されている主要品目です。
色々な料理で使用されるため、販売先も量販店のバックヤードからコンシューマーパックサラダなどその需要は年々増しています。また、弁当などでは以前は中国産が主に使用されていましたが、国際情勢や輸送費の価格高騰などの影響から大手コンビニを中心に国産へとシフトしています。
今後もクラカグループでは、国産野菜の利用拡大に向けて生産者の皆様へ有意義な提案を行ってまいります。
見学も随時受け入れておりますので、お気軽にお問い合わせください。
札幌玉葱生産販売対策協議会の皆様、ご来社いただきありがとうございました!