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北海道の「JAおとふけ」長葱・玉葱・人参部会の皆様が来社されました

2023(令和5)年1月24日(火)、北海道の音更町農業協同組合(JAおとふけ)から、長葱・玉葱・人参部会の小笠原様、藤川様、中川様と事務局の村上様が来社されました。当社からは、顧問の冨本をはじめ蔬菜部営業担当の高橋、カット野菜部営業担当の瀬田、仕入れ担当河合が出席し、情勢交換と市場見学を行いました。

 

 

音更町は、北海道十勝平野の中心部に位置し、町村の中では北海道最大の人口を有する町です。基幹産業は農業で、小麦や馬鈴薯などの作付面積は18,000ha超に及ぶ日本有数の穀倉地帯です。また、人参や玉ねぎなどの野菜の振興にも力を入れています。北海道遺産に選定された珍しいモール温泉が湧きだす「十勝川温泉」や、2022年にオープンした「道の駅おとふけなつぞらのふる里」、映画やドラマのロケなどで度々登場している「白樺並木」などの観光地や、「十勝牧場の馬追い」など季節を楽しむイベントもあり多くの観光客で賑わっています。

 

 

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JAおとふけでは、生産される農産物を「JAおとふけブランド」として売り出しており、当社でも昨年から新たに長ねぎの取り扱いを始めました。

長ねぎに多く含まれる硫化アリルは、消化液の分泌を促して食欲を増進させるほか、ビタミンB1の吸収を助けて疲労回復にも効果があります。さらに、体温を高めて血行を促進させる効果も期待できるため、冬の鍋用としての利用が多いですが、最近ではチャーハンの具として使用するなど冬以外での需要も増えつつあります。

 

 

 

 

そんな長ねぎの旬は11月~2月。夏場には、国内の主要産地では収穫量が減ってしまいますが、北海道では8月~11月に出荷の時期を迎えます。今までこの時期は輸入品に頼っていましたが、輸送費の高騰や世界情勢なども相まって『国消国産』の考え方が広がりつつある昨今、北海道産を取り扱うことで国内自給率も高められると重宝されています。

 

 

 

また、GAP(農産)認証野菜を増やすなど産地としての価値を上げる取り組みをすることで販路拡大につながるのではという提案もさせていただきました。

GAP(農産)とは、農場や生産者団体が活用する農場管理の基準です。適切な基準に基づき運営されている農場で育てられているという事は、安全で安心な農産物であるという証になります。また、この取り組みはSDGsの各目標とも密接に関わっており、大手コンビニチェーンも推進している今注目の取り組みです。

 

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協議会終了後は、市場や貯蔵施設、カット野菜工場を案内させていただきました。

貯蔵施設では、カット野菜用の野菜の大きさや出荷形態について話題になりました。例えばほうれん草は、少し長めなものが鮮度を保つ専用の袋に入れられて出荷されています。こうした包装資材の発展、農産物の栽培方法の工夫により、遠くからでも新鮮なまま仕入れることができ、安定的なカット野菜の供給につながっています。

 

 

今後も、クラカグループでは産地の皆様と常にコミュニケーションを図り信頼関係を結ぶことで、生産者の顔が見える販売対応を行ってまいります。

見学も随時受け入れておりますので、お気軽にお問い合わせください。

JAおとふけの皆様、ご来社いただきありがとうございました!