「阿波おどり」の本場!徳島県徳島市の「サンチュ」生産者、水香園を訪問しました
2024(令和6)年3月27日、倉敷青果株式会社カット野菜部課長河合が、徳島県徳島市のサンチュ生産者、『有限会社水香園』を訪問しました。
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水香園は、徳島県徳島市国府町に拠点を構え、50年近くにわたって野菜類の生産を続けています。
国府町は古くから肥沃な土地と豊富な水に恵まれた地域で、多くの人々が集まってきました。水香園はこの恵まれた自然環境を最大限に活かし、「安心安全でおいしく、安定した価格で、100%供給する」をモットーに掲げ、お客様、地域の農業、そして日本の食文化のために積極的に挑戦し続けている農園です。
このモットーは『安全・安心』な食を安定供給するという当社の理念に深く共鳴しています。
2022年には水耕栽培農業が完成し、同年11月よりサンチュ(日本名:カキチシャ)の出荷を開始しています。2024年の夏からは、以前スプラウトを栽培していたハウスでもサンチュの栽培を行い、これまでの1.5倍の栽培面積になるのだそうです。
水香園では普通のハウス農場と違う、徹底した衛生管理を行っています。
ハウスへの入場時に場内専用の長靴に履き替えます。そして手指消毒・衛生帽・衛生手袋・衛生エプロン着用を行い、すべての作業員が衛生管理に細心の注意を払っています。また、ハウス内の気温・水温・水位・光量等をWEB上で管理するなど スマート農業を導入し、農場のDX化により、品質管理を効率的かつ厳密に実施しています。
今回の訪問の目的は、昨年から連絡を取り、サンチュの仕入を検討していた水香園を訪問して、ハウスの見学、橋本代表と商談を行い、規格などの確認をした上で、需要が増える時期に合わせて『契約仕入れ』を進めていくことです。
「契約仕入れ(契約取引)」については以下の通りです。
ホール野菜が高くなれば、当然パックサラダも高くなる・・・と思われるかもしれませんが、私たちは「野菜が高い時にも、皆様にしっかりと野菜を食べて欲しい」という気持ちで、『定時・定量・定品質・定価格』のいわゆる、『4定』で供給する取り組みを行っています。
仕入先である産地との協議により、「このシーズンは、この数量の野菜を、この金額で取引しましょう」という取り決めをします。産地側は、規定に沿った品質の野菜を契約数量分出荷できるように、心を込めて生産します。
そして私たちは、感謝の気持ちを込めて、取り決めた金額で買い取ります。これを「契約取引」と言い、パートナーである産地は「契約産地」となります。
皆様に安定価格で野菜を提供するための大切なキーワードです。
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現在、サンチュについては大手焼き肉チェーン店を中心に消費量は増加傾向にあります。特に需要のピークを迎える夏場の出荷不安を解消するため、新規生産地として取引を行い、急激に需要が増えるゴールデンウィークに向けて準備を進めています。
水香園 橋本代表
水香園とのパートナーシップを通じて、日本の持続可能な農業の発展に貢献し、食の安定供給に努めてまいります。