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JAおうみ冨士の皆様が視察 | 水田転作と加工・業務用野菜の取り組み事例をご紹介

2019(令和元)年11月5日、JAおうみ冨士現JAレーク滋賀)の23名様が視察のため来社されました。

今回の訪問は、水田転作の課題に向き合うJAおうみ冨士の皆様が、クラカグループ加工・業務用野菜に対する取り組みの実例を参考にする研修会として実施されたものです。

研修の様子

JAおうみ冨士(JAレーク滋賀)の地域と農業背景

JAおうみ冨士部会は、滋賀県守山市野洲市近郊エリアを中心に活動しています。湖辺部につながるこの地域には、豊かな水田地帯が広がり、耕地面積は、守山市が2,020ha、野洲市が2,430ha。うち水田が4,010haと水田率は90.1%にのぼります。

その他の主な農産物は苺とメロンで、これらを使ったゼリーなどの加工品を通じて県外へのアピールも行っています。

米需要減少と転作の課題

近年、米の需要は年々減少しており、米中心の生産からの転換が避けられない状況となっています。「米と果実を作ってきた産地が、今後高収益作物を生産できるのか」という課題に対し、部会長を中心に協議が重ねられてきました。

クラカグループの取り組みと視察内容

その中で、加工・業務用野菜の生産における先進事例として、クラカグループの取り組みを耳にされ、今回の視察が実現しました。

視察では、農林水産省の「強い農業づくり交付金」の補助事業を活用して整備された、集出荷貯蔵施設農産物処理加工施設カット野菜工場)などなどを見学いただきました。その後本社屋3階の会議室において、クラカグループの取り組みについて説明させていただきました。

全農しがとは、野菜流通カット協議会会員企業として、全農各県本部との商談会を通じて、キャベツ玉ねぎの提案を受けていました。

今後水田の活用・転作を進めるには、現在の農地を活かしながら産地全体で取り組む必要があると考えられています。生産者の皆様が実際の事例を目で見て、変化に対応していく姿勢からは、強い危機感と前向きな意志が感じられました。

真剣な様子で検収に取り組むAレーク滋賀の皆様

クラカグループは今後も、全国の課題に向き合う生産者・実需者の皆様の視察を受け入れながら、加工・業務用国産野菜の生産利用拡大に寄与してまいります。
 
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