カテゴリー一覧
菌床しいたけの生産現場を視察 -みのる産業株式会社を訪問
2026年(令和8年)6月11日(土)、倉敷青果株式会社 カット野菜部 課長 河合、主任 山川が、岡山県赤磐市のみのる産業株式会社を訪問しました。
当日は河野様にご対応いただき、しいたけの商談とともに菌床しいたけの栽培施設を見学し、生産体制や品質管理への取り組みについて情報交換を行いました。

みのる産業株式会社について
みのる産業株式会社は1945年創業の岡山県発祥の企業で、農業機械をはじめ、環境関連資材や太陽光発電事業など幅広い事業を展開しています。
2008年には長年「農」に関わってきたノウハウを活かし、兵庫県豊岡市でしいたけの生産事業を開始しました。さらに2016年には岡山県赤磐市に新工場を整備し、2020年5月には岡山工場を約1.8倍に拡張。現在は両工場合わせて125万菌床を生産し、出荷量は年間840tを超えるなど、西日本有数の菌床しいたけ生産体制を構築しています。
また、国産オガ粉や牡蠣殻を使用した菌床づくりから培養、発生、包装までを自社で一貫して行い、空調管理による安定生産と品質管理にも取り組まれています。

菌床しいたけの栽培工程を見学
施設見学では、菌床づくりから収穫までの工程についてご説明いただきました。
菌床には、高知県や兵庫県から毎週仕入れる国産広葉樹(しい・なら)のおがくずを使用しています。スギやヒノキでは育たないしいたけならではの原料へのこだわりがある一方、近年は原料価格の上昇が課題となっているとのことでした。
また、機械化による省力化も進められており、これまで2人で行っていた作業を1人で対応できるまでに効率化が図られていました。

菌床は約118℃で5時間かけて高圧殺菌した後、100℃から20℃まで冷却してから菌を接種します。その後、温度・湿度・二酸化炭素濃度を細かく管理した一次・二次培養室で合わせて約100日間かけて培養を行い、発生室でしいたけを生育させます。
収穫は2〜3人で行われ、1回収穫した後は2週間休ませて水を補給するというサイクルを繰り返しながら、1つの菌床から3回の収穫を行います。発生室は30棟を構え、1日あたり1.5〜2トンの生産能力を持っています。

品質を支える徹底した管理体制
収穫後はすぐに約2℃で一晩冷却し、鮮度を保った状態で出荷されます。とにかく冷やして水分を抜くことが品質維持の鍵とのことで、温度管理への徹底したこだわりが伝わりました。また、夏場は傘が開きやすくなるため優品が増えるという、季節ならではの特性についても教えていただきました。
出荷先は神戸方面が約6割を占めるほか、岡山県内の量販店へも出荷されており、安定した供給体制が構築されています。

今後の取り組みに向けた情報交換
今回の訪問では、菌床しいたけの生産工程や品質管理体制への理解を深めるとともに、原料価格の高騰や省力化への対応など、生産現場が抱える課題についても率直に情報交換を行いました。
クラカグループでは、今後も生産現場との情報共有を重ねながら、現場で得た知見を仕入れや販売提案に活かしてまいります。
国の史跡に指定されている、異国情緒ただよう謎の仏塔、熊山遺跡




