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津山市の海斗商事、真庭市の青空真庭のレタス圃場を視察しました【カット野菜部・蔬菜部】

海斗商事津山加工場、レタス供給元の青空真庭を訪問しました

2024(令和6)年10月11日(金)、クラカグループ倉敷青果株式会社カット野菜部課長の河合と蔬菜部課長の池内が岡山県津山市の株式会社海斗商事、真庭市の青空真庭をそれぞれ訪問し、冷蔵庫と加工施設、レタス圃場(ほじょう:畑や田んぼのこと)を見学・視察しました。

蒜山高原真庭市北部の蒜山高原。青空真庭では2025年蒜山地区に3ヘクタールの圃場を整備する予定
 

岡山県北部、美作地域の津山市に拠点を置く海斗商事は、クラカグループのクラカコーポレーション津山営業所をきれいに改装し、新たな野菜加工場として活用していただいています。この施設では、倉敷青果から持ち込まれた玉ねぎやメークインを丁寧に包装する作業が行われています。(当社所在地の倉敷市は備中地域、県庁所在地の岡山市は備前地域)
商談では松本社長にご対応いただき、来年に向けてジャンボピーマンと白ねぎの提案も行うなど、現在の取り組みと今後の展望について有意義な意見交換を行うことができました。

海斗商事玉ねぎ加工の様子

海斗商事レタス
 
続いて蒜山(ひるぜん)地区からレタス類の供給を受けている青空真庭を訪問し、代表の赤石様と久世地区へのリレー体制の確認や次年度に向けての蒜山地区の計画についての商談を行いました。
産地リレー体制はレタス類において、9月:蒜山地区の標高500m – 600m地点の圃場から出荷、10月:久世地区の標高300 – 400m地点の圃場(8ヘクタール)から出荷となっています。
現在、青空真庭では蒜山地区に50アールの圃場を所有していますが、来年には3ヘクタール拡大する予定となっています。

2024年夏の高温により、全国各地で多くの野菜が深刻な被害を受けました。久世地区では高温に加えて干ばつが問題になりました。生産者の方によると、久世地区は近隣の地区と比べて降水量が少なく、レタスの栽培に必要な水の確保に大変苦労されたそうです。
これらの問題を解決するためには、地域住民や行政が協力し、久世地区の特性に合わせたレタス栽培の工夫や農業用の水を安定して供給できる設備を整えることが求められそうです。

夕暮れのレタス圃場
ビルボ
 
「2024年問題」に象徴される物流や天候の課題が山積する中、今回の訪問を通じ、地元生産者との連携強化の重要性を再確認しました。

今後も各産地の特性を活かしながら、産地リレー活用による端境期(はざかいき)の安定供給と、高品質な青果物を消費者の皆様へお届けできるよう努めてまいります。
 

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