クラカグループの最新情報やグループ動向、野菜生産現場などを訪問した記事、リクルート情報などを掲載しています。

【夏のフルーツ急便特集2024】収穫間近!只今ご予約受付中です!

2024(令和6)年7月5日(金)、クラカグループが拠点を構える岡山では、梅雨明け前にもかかわらず、連日猛暑日に迫る暑い日が続いています。

先月に引き続き、クラカグループの夏のフルーツギフト、『クラカうまいもの市場 夏のフルーツ急便』でお世話になっている岡山県総社市の果物生産者、『剣持農園メロン)』、『山雅さんがファブリカンぶどう)』、『窪津真果園)』を訪問しました。

 
はじめにメロン生産者の剣持農園の栽培ハウスに伺いました。
代表の劒持様とともに、フルーツギフトの商談とメロンの生育状況の確認を行いました。

最初に見学したのは、出荷を目前にしたメロンからネット形成前のメロンまで、生育状況が異なるハウスです。
訪問したこの日も「晴れの国」の名にふさわしい晴天で、ハウス内の温度は48℃を超える酷暑となっていました。

剣持農園剣持農園のメロン栽培ハウス
48℃超え過酷な暑さを物語るハウス内の温湿度計
 
ハウスの中を見学すると、ネット模様が入ったメロンと、まだネット模様が形成されていないメロンが並んでできていました。
メロンは成長の過程で、表面の皮の成長が止まります。一方、中の果肉は成長を続け、皮を押し広げようとします。この皮と果肉の成長速度の差が、表面にひび割れを生み出します。
ひび割れが起きると、ひび割れた箇所から分泌液を出し、傷を塞ごうとします。この分泌液が固まることで、ひび割れの跡が盛り上がり、ネット模様となるのです。
マスク形成中のメロンと形成済みのメロンネットの入ったメロンと、ひび割れから分泌液を出し、ネットを形成しているメロン
 
ハウス全体を見渡してみると、先月の訪問時には見られなかった枯れたように黄色く変色したメロンの葉が目に留まりました。
これは枯れているのではなく、収穫間近のメロンに見られる「マグネシウム(苦土)欠乏」という生理現象なのだそうです。

メロンが甘くなる過程では、光合成で作られた糖分や栄養素だけでなく、マグネシウムも果実へと運ばれていきます。そのため、葉に必要な栄養素が不足し、黄色く枯れていくのです。

この苦土欠乏が現れるのは、収穫の約1週間前と言われています。つまり、ハウスの中で枯れたような黄色い葉を見かけたら、もうすぐメロンが甘く熟しているというサインということになります。

苦土欠乏を起こしたメロンの天葉苦土欠乏を起こしたメロンの天葉。順調に糖度を増していっている
 
さらにこの時期はつるが柔らかくなり、メロンが自然に落下しやすいため、収穫まで細心の注意を払っています。

また、剣持農園では収穫したメロンを一つ一つ丁寧にブラッシングし、ホコリや汚れをしっかりと取り除いて、きれいな状態で出荷しています。

こうした丁寧な仕上げからは、品質の高いメロンを消費者に届けようとする姿勢だけでなく、見た目の美しさや衛生面にも配慮した、メロンに対する誇りと愛情が伺えます。

出荷が待ち遠しいメロン出荷が待ち遠しい剣持農園のメロン
 
続いて、ぶどう生産者の山雅ファブリカンを訪れました。
こちらでは生育状況を確認や、代表の山下様とフルーツギフト、事業所への納品に関する商談を行いました。

ぶどうの生育状況の確認のため移動中山雅ファブリカンのぶどうハウスへ移動中
 

栽培ハウスでは、はじめにオーロラブラック、続いてシャインマスカットの栽培状況を確認しました。
オーロラブラックが白一色の掛け袋で覆われているのに対して、シャインマスカットは緑と白の掛け袋で覆われていました。
これは、白い掛け袋だとシャインマスカットが日焼けして黄色く変色してしまうので、これを防ぐためです。他にも茶色の袋などを試した結果、現在の緑と白の組み合わせに落ち着いたそうです。

さらに、シャインマスカットは他の品種と比べて脇芽かき(わきめかき:不要な芽を摘み取ること)により多くの手間がかかり、適切な管理を怠ると販売に適さない状態になってしまうそうです。

お客様に高品質で美味しいブドウをお届けできる背景には、こうした生産者の手間暇をかけた管理があることを改めて実感しました。

オーロラブラック岡山県のオリジナル品種オーロラブラック
シャインマスカット収穫間近のシャインマスカット。一番下の粒の糖度が18度以上になるのが出荷の目安
 
最後に桃生産者の「窪津真果園」を訪問しました。

窪津真果園三代に渡り桃農家を営んでいる窪津真果園
 
伺ったこの日は、まもなく清水白桃の収穫を迎える時期で、穏やかな風に乗って、辺りには桃の熟れた香りがほのかに漂っていました。
このところの晴天で生育が進んでいますが、雨が降ると糖度が下がってしまい、もとの糖度が戻るまで3日から5日かかってしまうそうです。

また、収穫のタイミングについても慎重な判断が必要です。桃を1つ収穫すると、まるでスイッチを入れたように、木全体に生っている桃が次々と熟し始めていくため、適切な時期の見極めが大切になってきます。

収穫間近の清水白桃収穫間近の岡山を代表する白桃、清水白桃
 
加えて、野生鳥獣対策にも気を配らなければなりません。この日も農園の入り口付近に、新たなけもの道ができているのが見つかりました。
そのため、窪津真果園では柵の設置やテグス張り、爆音機の使用など、様々な野生鳥獣対策を講じて出荷に備えています。

発見されたけもの道この日新たに見つけたけもの道
 
クラカうまいもの市場(倉敷青果株式会社)では、今回訪問させていただいた生産者様の果物を取りそろえた「夏のフルーツ急便」を販売しています。
いずれの商品も、発送は7月上旬から8月上旬頃を予定しており、毎年多くのお客様に喜んでいただいている人気のギフト商品です。
お申し込みはFAXの他、便利なインターネット受付もご用意しております。
 
2024夏のフルーツ急便
>> 画像クリックでFAX申し込み用紙が表示されます <<

>> インターネットお申込みフォームはこちら <<
 
日頃お世話になっているあの方への贈り物に。

ご家族団らんの場に。

いつも頑張っている自分へのご褒美に。

クラカの「夏のフルーツ急便」をぜひご利用ください。
 

2023年6月のフルーツギフト生産者様への訪問の様子

>> 岡山県総社市のぶどう生産者「山雅ファブリカン」を訪問しました

>> 岡山県総社市の桃生産者「窪津真果園」を訪問しました

>> 岡山県総社市のメロン生産者「剣持農園」を訪問しました