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岡山県新見市大佐 平・郷尾集落営農組合の皆様が来社されました

2023(令和5)年3月11日(土)、岡山県新見市大佐の平・郷尾(ごうのお)集落営農組合の25名の皆様が、視察のため来社されました。

 

 

岡山県西北端に位置する新見市の中でも北東部にある大佐地域は、大佐山を中心に夏はキャンプやパラグライダーなどのアウトドア、冬はスキーが楽しめる自然豊かな地域です。

 

 

こうした中山間地域では、農業の担い手不足、農業就労者の高齢化等厳しい現状があります。今回の視察・研修は、これらの問題に対応するため当グループ倉敷青果株式会社のカット野菜における『契約取引』について関心を持っていただきお越しいただいたものです。

 

 

加工・業務用野菜は、生活スタイルの変化から年々需要が増していますが、周年安定供給を図るためには生産者との『契約取引』が欠かせません。

『契約取引』とは、あらかじめ出荷量や価格、品質・規格等を取り決めたうえで生産すること。そうすることで、加工・業務用野菜に求められる『定時・定量・定価格・定品質』を実現することができ、生産者も市場の需給バランスに左右されることなく収入の予測が可能となるため、農業経営の安定化を図ることができます。

 

これらの加工・業務用野菜を生産するメリットなどをお話しした後、市場及びカット野菜工場をご案内しました。

 

 

見学の中では、実際に加工・業務用野菜として使用されている野菜やその出荷状況も見ていただきました。コンテナいっぱいに積み上げられた大玉のキャベツや、機械化されているごぼうや玉ねぎなど土もの野菜の下処理の様子、量販店やコンビニ向けに出荷準備をされたカップサラダなどを見ていただくことで、加工・業務用野菜の需要状況を実感していただけたようでした。

 

 

 

当グループの農業生産部門である『農業適格法人クラカアグリ』では、2029(令和11)年に新見市大佐の河内地区に約10ヘクタールの圃場を整備予定です。

 

今後もクラカグループでは、農業を取り巻く課題に対応し、産地の皆様の農業所得の確保や経営の安定化のお手伝いをしてまいります。

新見市大佐 平・郷尾の皆様、ご来社いただきありがとうございました!