長なす、水菜圃場視察および商談のためJAみい大刀洗集出荷場と園芸流通センターを訪問しました【カット野菜部】
2024(令和6)年7月23日(火)、クラカグループ倉敷青果株式会社カット野菜部課長の河合、同じく課長の藤原、主任の石原が、福岡県三井郡大刀洗町の『JAみい大刀洗集出荷場』、及び久留米市の『JAみい園芸流通センター』を訪問しました。
福岡県大刀洗町 大刀洗公園内にある菊池武光像
今回の訪問の主な目的は、8月から開始予定の外食向け長なすと、7月にスタートした加工用水菜の契約仕入れに関する商談と圃場視察でした。
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まず、三井郡大刀洗町のJAみい大刀洗集出荷場では、白水係長と光安主任にお会いし、8月から出荷開始予定の外食向け長なすの契約仕入れについて商談を行いました。契約期間、規格、数量、注意事項などを確認し、今後のお取り引きに向けての準備を整えることができました。
JAみい大刀洗集出荷場
JAみい大刀洗集出荷場施設内
その後、長なす生産者の井手様と寺崎様の栽培ハウスを視察させていただきました。こちらのハウスでは「PC筑陽」という品種が栽培されており、興味深かったのは、以前JAひろしま広島北部地域を訪問した際に視察した長なす生産者様の圃場と同様に、病害虫対策としてマリーゴールドがコンパニオンプランツに利用されていた点です。
九州地方を中心に定番品種として定着している「筑陽」に、ヘタや茎葉にトゲが発生しないなどの改良を加えた「PC筑陽」
キク科のマリーゴールドは、自ら分泌する化学物質が農薬のような働きをすることから虫除けなどに力を発揮する
続いて、久留米市のJAみい園芸流通センターでは、木崎係長、高田係長、小坪係長、荒巻担当とお会いし、情報交換および施設見学を行いました。
特に木崎係長とは、7月より供給が開始された冷凍食品工場向け加工用水菜の状況確認や、お盆期間を含む今後の供給スケジュールについて話し合いました。
JAみい園芸流通センター
JAみい園芸流通センター施設内
商談の後、水菜生産者である伊藤様の栽培ハウスを視察させていただきましたが、現在の異常な高温の影響で、生育や作業に厳しい状況が生じているとのことでした。
高温や大雨など、今年の異常な天候不順は福岡県に限らず全国的に野菜の生育に大きく影響しており、生産者と消費者の双方にとって頭の痛い日々が続いています。
水菜の栽培ハウス。酷暑のため、人にも水菜にも厳しい環境が続いている
厳しい状況の中でも、瑞々しく育っている水菜
この度の訪問に際しまして、ご対応いただきました
JAみい大刀洗集出荷場の白水係長、光安主任
JAみい園芸流通センターの木崎係長、高田係長、小坪係長、荒巻担当
お忙しい中、誠にありがとうございました。
これからも生産地、生産者の皆様と緊密に協力し、「安心・安全」な青果物を安定的にお届けできるよう努めてまいります。
JAみい大刀洗集出荷場白水係長(右から2人目)と