長なす、ピーマンの商談のためJAひろしま豊栄アグリセンターを訪問しました【カット野菜部】
2024(令和6)年8月1日(木)、クラカグループ倉敷青果株式会社カット野菜部課長の河合、同じく課長の藤原が、長なす、ピーマンの商談、および圃場(ほじょう:畑や田んぼのこと)の視察のため、広島県東広島市豊栄町にある『JAひろしま豊栄アグリセンター』を訪問しました。
豊栄アグリセンターでのご挨拶と商談を終えた後、橋本様にご同行いただき、外食向け契約仕入れを行っている豊栄地区のなす生産者、鳴戸様の圃場を視察しました。
鳴戸様の圃場では、光沢があり、果肉が柔らかくジューシーな長なす品種「筑陽なす」を栽培しており、間もなくお盆を迎え収穫最盛期となります。
しかし、今夏の高温の影響で、一部で高温障害が発生しており、特に訪問時の午後2時頃の気温は36度と、生育に適した上限に近い状態でした。
加えて、これから本格化する台風シーズンに向けて、強風や豪雨による被害も懸念されます。
東広島市豊栄地区、鳴戸様の長なす圃場
畝の先頭にはコンパニオンプランツとしてマリーゴールドを植えている
鳴戸様の長なす圃場にて。左から橋本様、藤原、戸田様
続いて、ピーマン生産者である仲田様の圃場を視察しました。
こちらでは、肉厚で瑞々しい食感が特徴のジャンボピーマン品種「ちぐさ」を栽培しています。加工に適した大きさのため、今後外食向けの加工用として契約仕入れの商談を進めています。
生育状況を確認したところ、鳴戸様の圃場と同様に、こちらでも高温障害が発生しており、一部の果実において変色が確認されました。
こうした状況は全国のお取り引き先の圃場で発生しており、収穫量の減少や品質の低下、生育不良といった作物への影響が懸念されています。
さらに、迫りくる台風シーズンを考慮すると、高温障害と風水害の複合リスクへの対策が求められており、これらの課題に対して総合的なリスク管理が急務となっています。
東広島市福富地区、仲田様のピーマン圃場
こちらではコンパニオンプランツとしてマリーゴールドとバジルを植えていた
左から仲田様、橋本様、藤原
この度の訪問に際し、お忙しい中、貴重なお時間を割いていただき、橋本様、古川様、戸田様にご対応いただきましたこと、心より感謝申し上げます。
今後も産地と密接に連携し、皆さまにご満足いただけるよう、「安全・安心」な食の安定供給に努めてまいります。